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浸炭防止剤 Carbon-Killer №3 水溶性局部浸炭防止剤

使用方法

浸炭防止剤 Carbon-Killer №3 水溶性局部浸炭防止剤
  1. 本剤を塗布する前に金属表面の切削油、スケール等を除去してください。
  2. 本剤をよく撹拌し均一なペンキ状にして、金属表面に厚みにムラがでないように塗布して下さい。(厚み:0.2~0.3mm)
  3. 本剤を塗布された後、できるだけ湿度の低い部屋に室温で約6時間以上自然乾燥させてください。 (但し、気温、湿度によって乾燥に要する時間は異なって参ります。)また、強制乾燥を行う場合は30分~1時間ほど自然乾燥を行いその後80℃前後の温度で20~30分行ってください。

  4. 焼入れ処理後の本剤の皮膜はワイヤーブラシでこするだけで除去できますが、その他サンドブラストやショットブラストでも除去できます。

保存・管理方法

・できるだけ温度、湿度の低い場所で缶の上下を逆にして保管してください。
・缶の開閉を繰り返した場合、本剤の水分が揮発して濃くなることがございますのでその時は本剤の希釈液を添加してよく撹拌してください。

荷姿

・本体 :6kg×6缶入(36kg)
・希釈液:4ℓ×6缶入(24ℓ)

注意点

  • 前洗浄が不十分ですと浸炭防止効果に悪影響を及ぼします。
  • 本剤を多量にご使用されると炉に付着する場合がございます。
  • 本剤の撹拌不足は浸炭防止効果に悪影響を及ぼします。
  • 本剤を塗布されるワークの浸炭深さが2mmを超える場合は2度塗りしてください。1度塗りの乾燥を確認してから2度塗りしてください。
  • 本剤は沈降しにくいように考慮しておりますが、沈降する場合もございますので使用中に時間を置いた場合はよく撹拌していただくようお願いいたします。
  • 塗布ムラがある場合、処理効果にもムラが出る場合があります。ムラが目立たないように塗付して下さい。

  • 表面部分はすぐに乾燥いたしますが内部が乾いていない場合がございますので注意してください。

  • 乾燥が不十分ですと浸炭ムラや炉を汚す原因となります。

  • 希釈液を多量に入れますと浸炭防止効果に悪影響を及ぼします。

  • 本剤は空気中の水分の影響を受けやすい製品です。湿度の高い日は乾燥時間が長くなる場合があります。

  • 空気中の水分の影響を受けると、剥がれ・ひび割れ等が発生する場合があります。乾燥が確認出来れば速やかに熱処理してください。

  • 強制乾燥の場合、特に空気中の水分の影響を受けやすいので注意してください。

  • 温度の低い場所(2℃以下)での保管は凍結の恐れがありますのでご注意ください。